教師の一日は忙しい。
教師にとっても、子供達にとっても、時間はとても貴重なものだ。
だからこそ、ルーティンを減らしていくことが大切である。
まずは、朝の会。
朝の会は、何分間で設定されているだろうか。
私は、10分間で設定されていることが多かった。
コロナ時は、5分間だったこともあるが。
10分間という限られた時間の中で、何をするか。
その前に、何をしなければならないか。
朝のあいさつ、健康観察、先生の話(連絡事項)は、必要であろう。
私はそこに、係活動や当番活動などからのお知らせのコーナーを作っている。
これがあることで、特別活動が充実したり、子供発信の企画が進んだり、
「僕の鉛筆が最近見つからないので、見つけたら教えてください。」という連絡ができたりする。
…ということで、私の場合は
1.あいさつ、2.健康観察、3.係活動、当番活動などからのお知らせ、4.先生の話
となっている。
さらに言うと、健康観察は挙手で済ませている。
「元気な人!」 ほとんどが挙手
「元気じゃない人!」 数名が挙手
「どうしたの?」 「ちょっと風邪気味です」「足が痛いです」
一人一人呼名をしないことで、かかる時間は劇的に変わる。
ただし、これにはデメリットがある。
担任とのやりとりがなくなる、発言の機会がなくなる の2つだ。
一人一人が、担任と目を合わせてやりとりをするのは大切だ。
一人残らず、クラス全体が聞こえる声で発言をする機会は大切だ。
このデメリットは、授業の中で解消しなければならないだろう。
一日の中で、全員が発言できるように授業を行う。
それができれば、健康観察を挙手で行っても問題ないと考える。
また、学校によっては「朝の歌(今月の歌)」を歌うことになっているところもあるだろう。
学校として絶対に歌わねばならないなら、仕方がない。
その場合は、「必ず毎日」なのか、「月水金だけでもいい」のかを確認してもいいだろう。
私の場合は、年度末に選曲する際、音楽主任や音楽部の先生にこう伝えている。
「3分以内で歌える曲でお願いします」と。
毎日行うものだから、少しの違いが大きな違いとなる。
多忙な日々だから、朝の会は短く。
それが、教師と子供達のゆとりを少しだけ生む。
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