給食のおかわりは、最初に行う

給食のおかわりは、時に危険だ。

早食い勝負となってしまう。

かつて、給食のパンを詰め込みすぎて命を落とした子もいた。

そうならないように、おかわりのルールを決める。

それは、おかわりを最初に行うことである。

給食を配膳し終わり、いただきますをする直前に、子供達に伝える。

「牛乳1本、フライ1つ、サラダ3人分、ごはん5人分、スープ10人分余っています。」

その中から、子供達は1つを選び、おかわりをする。

牛乳やフライなど、個数を数えられるものは、じゃんけん。

そうでないものは、人数に合わせて等分する。

一人一品しか、選べない。

そのため、じゃんけんの物は、勝ったらもらえるし、負けたらなし。

「本当は牛乳がほしいけど、1つしかないからジャンケンで負けそう。だからごはんにする。」

そう考える子もいる。それはそれで、子供達の思考力を高める効果がある。

ご飯やスープなどは、希望者の人数を見て、担任が配分する。

これは教師でなければできない。

おかわりを子供に仕切らせると、トラブルのもととなる。(2学期くらいになると、学級の様子次第では任せられるようになることもあるが)

この方式であれば、希望する全員がおかわりをすることができる。

早食いの子ばかりがデザートを多く食べられる、ということもない。

給食は、放っておくと弱肉強食になる。

そうならないように、教師がルールを作り、きちんと運用していく。

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