不適切行動への指導では、子供の発言に注目しながら指導をしたい。
「こんなことをしたらだめでしょ」 → 「はい」
「もうしないって約束できる?」 → 「はい」
「これからに期待しているからね」 → 「はい」
「ごめんなさいは?」 → 「ごめんなさい」
この指導では、子供は「はい」「はい」「はい」「ごめんなさい」しか発言していない。
これでは、指導した内容が、子供に残りづらい。
指導内容を、子供の中に残すには、子供が指導内容について発言できる方向で指導をするとよい。
「今の行動は○ですか?×ですか?」 → 「×です」
「それは、どうして?」 → 「廊下を走っていたからです」
「どうして廊下を走ったの?」 → 「友達と追いかけっこをしてしまいました」
「じゃあ、○にするにはどうすればいいかな?」 → 「廊下では遊ばないで、外で遊びます」
教師の問いかけによって、子供の発言が変わる。
そこに「思考」が生まれる。「判断」が生まれる。
だから、不適切は減っていく。
子供の発言内容を想定しながら、指導をしよう。
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