子供に「やりたいこと」を尋ねる。
そして、それを手助けする。
最近の教師は、そんなことを求められているような風潮がある。
でも、はっきり言う。
子供に「やりたいこと」なんて、ない。
衣食住がそろったこの時代に、「やりたいこと」なんて、浮かぶはずがない。
「ゲームがしたい」から、ゲームのプログラマーになりたい。
「楽しく遊びたい」から、サッカー選手になりたい。
特に小学生なんて、そんなもんだ。
だからこそ、教育が果たす役割が重要になる。
気の合わない仲間とも、うまくやる。
苦手な分野の学習でも、逃げずにやってみる。
理由がわからなくても、わかる日が来ると信じて取り組む。
それなしに、輝かしい未来が拓けるものか。
「貧困から抜け出すために、お金持ちになる。そして家族を楽にさせてあげたい。」
「僕の病気を治してくれたお医者さんに感謝している。僕も病気を治したい。」
そんなレアケースに惑わされてはいけない。
令和の時代の日本には、ハングリー精神なんてない。
だらだらしていても暮らせるのだ。
人間は、楽な方向に進むのだ。もちろん大人もそうだ。
だからこそ、安易に子供に意見を尋ねてはいけない。
勉強は、どれもやるのだ。うまくいかなくても。
人間関係は、安易に諦めないのだ。少しけんかをしても。
教育は、泥臭いものだ。
子供の安易な考えと、闘うのだ。
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