生徒指導主任として、全校に話をすることがある。
それがコロナでリモートが増えた。
3分程度の動画を撮影し、アップロードする。
そこにかける時間は、20~30分。
構想を練り、基本的には一発撮り。
このくらいの時間であれば、1コマの空き時間ですべてを終えられる。
そんな中、私にも失敗がある。
動画にテロップを入れてみようと思ってしまったのだ。
撮影済みの動画に、ひと工夫。
それを1時間の空きでやろうと思い、空き時間のうちに終えた。
しかし完成したものを見てみると、テロップの出る時間が長すぎたり、短すぎたりしていた。
放課後、それの修正を行う。
テロップの時間を調整する。
そのうちに、いろいろなことが思い浮かぶ。
テロップのフォントを変えてみようかな。
最後に少し、特殊効果を使ってみようかな。
こうなってしまうと、もうおしまいである。
気づくと追加の作業は、1時間が経過していた。
30分で完成していたはずの動画が、結局2時間30分かかった。
しかもそれを子供達が見るのは、たったの3分間。
教師の仕事は、このような過剰な装飾によって、無駄がどんどん増えていく。
自戒をこめて。
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