持久走大会後、誰をどう褒めるか

持久走大会が終わった後、褒める対象が様々ある。

完走した子、上位でゴールした子、順位が上がった子、準備や片付けを頑張った子。

でも、他にも忘れてはならない子がいる。

それは、タイムを縮めた子である。

練習でのタイムと比較して、大きくタイムを縮めた子が、どの学級でもいるはずだ。

そしてその多くは、順位が下の方にいることが多い。

下から数えて10番目の子が、実は練習と比べて30秒もタイムを縮めていることがある。

これは、上位でゴールした子にはできないことだ。

賞状はもらえなくても、強い光で照らすことができる。

私の場合は、学級の中でタイムを縮めた子のランキングを発表する。

すると、歓声が上がる。

持久走大会で50番でも、クラスのみんなから「すごい!」と褒められるのだ。

その子は、また来年も持久走を頑張る気力が沸いてくるだろう。

せっかくの持久走大会。多くの子に光を当てよう。

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