怖い顔で、激しい口調で、刺激的な言葉で指導するのは、マイナスだ。
それは、「子供を傷つけるから」とか「保護者から理解されないから」とかだけではなく、マイナスなのだ。
1つは、子供達に「刺激的な言葉を他人にぶつけてもいい」と誤学習させてしまうからだ。
担任は、子供達の模範だ。
担任の行動を、意識的にも無意識的にも、子供達はまねをしている。
だから、担任が厳しい口調を続けていくと、子供達もまねをしていってしまう。
「大変なあの子」を指導する、という理由だとしても。
「クラスの秩序を、なんとかして守りたい」と強く願っているゆえのことだとしても。
強い指導をされている子が、自分がされたように、強い口調で他人を攻撃する。
強い指導をされていない子が、自分が見たのと同じように、強い口調をまねていく。
強い指導をされている子に対して、「先生がやっているのだから」、クラスの子が強くあたっていく。
そうなっては、クラスが音を立てて崩れていく。
教師は、子供達の模範だ。
感情を爆発させて指導することは、本当に本当に必要なのか。
別の方法はないのか。
考えて指導をしていこう。
自戒をこめて記している。
コメント