強い指導はマイナス それはただの刺激なだけ

強い指導がマイナスだという理由は、他にもある。

それは、受け取った子供にとって、「ただの刺激」として捉えられている場合があるからだ。

「廊下を走ったら、なんか怒られた。大きな声で言われた。怖い顔をされた。いやだな。」

子供の認識は、こんなもんだろう。

特に、不適切な行動を繰り返してしまう子は、自己認識する力が低いことが多いように感じる。

学力が低かったり、整理整頓が苦手だったり、先を見通す力が不足していたり、言葉の選択肢が少なかったりすることが多いのは、教師の経験則としてわかることだろう。

そんな子に対して、強い指導をしたところで、上記のように「なんか怒られた」程度であろう。

だからこそ、冷静に穏やかに指導をしていく必要がある。

理解力が低い子にも、わかるように。

簡単な言葉で、例え話を交えながら、反応を見ながら、問いかけながら。

その子が適切な行動ができないのは、知識不足や練習不足の場合もある。

そういう部分も必要に応じて補っていく必要があるだろう。

教師の指導なのだから、「教えて、できるようにさせて、褒める」ようにさせたい。

「何やってんのー!」と言うのは、近所のおじちゃんでもできる。

そうではない、プロの指導を目指していきたい。

私自身もまだまだ道の途中であるが。

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