学級通信は、何のために書くのか。
それは、
保護者に担任の考えを、直接伝えるためだ。
普段、学校生活で起きていることは、子供を通して保護者に伝わる。
つまり、子供というフィルターを通して伝わる、ということだ。
それは、子供の目線で捉えられたものしか伝わらない、ということだ。
「今日の授業、とっても楽しかったよ!」
「今日、友達とけんかした。」
「先生に怒られた。」
どれも、子供からすれば「事実」である。
その「事実」も、大切にしたい。
でも、そんな「キレイゴト」だけではやっていけないこともあるのがこの仕事。
教師のねらい、思い、教育観。
そのようなことを、保護者に直接伝えることで、保護者からの信頼は増す。
特に重要なのは、学級開きの時である。
帰宅した子供に保護者は尋ねる。「今年の先生は誰?」「どんな先生だった?」
子供が「いい先生だったよ!」「明るかった!」「なんか優しそう!」
ということばかりではない。
「なんか、厳しそうだった」「緊張感があった」「~さんが怒られていた」
となると、いきなり保護者からのイメージが下がったところからのスタートとなる。
そんな時でも、学級通信があれば、担任の考えを正しく伝えることができる。
だから、そういうねらいをもって作ることが大切である。
どうしても時間がかかってしまうものだから、学級経営のプラスになる学級通信を作ろう。
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