トラブル対応の原則は、即時対応である。
大きくなる前に、不安を募らせてしまう前に、解決にあたる。
それが原則である。
だが、そうではない場合もある。
それは、そのトラブルの解決に、必要な時間が費やされすぎてしまう場合だ。
例えば、くり返しの、もの隠し。
1回目は、授業中であろうが、すぐに対応してもよい。
ただし、2回目以降は、休み時間に探す。
それは、「愉快犯の思惑に乗らない」ためである。
もの隠しをする子の気持ちを推測する。
「あの子を困らせたい」のであれば、すぐに探してあげたい。
でも、「授業時間をつぶしたい」のであれば、授業時間をつぶしてはならない。
休み時間に探すのである。
それによって、クラスのみんなで、もの隠しと闘える。
「どうしてこんなことをするんだよ」「**さんがかわいそうだよ」「もうこれ以上はやめてほしいよ」
子供達にとって楽しい時間がつぶれるのだから、一致団結しやすい。
悪ときちんと闘うためには、正義が団結しやすい状況を整えるのが、リーダーとしての仕事だ。
トラブルの基本は即時対応。
でも、例外もある。
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