これを読んでいる先生に、問う。
あなたは、どうして残業をしているのですか?
これにパッと答えられないと、危うい。
このままの状況を定年まで続けるか、どこかで倒れてしまうか。
とても心配になる。
さて、もう一度。
あなたは、どうして残業をしているのですか?
「目の前の子供達のため」ですか?
「明日の授業のため」ですか?
単純に「仕事が終わらないから」ですか?
それぞれ、理由は異なるかと思う。
では、さらに問う。
その理由は、いつまで続くのですか?
「目の前の子供達のため」に残業しなくなる日は、いつ来ますか?
「明日の授業のため」に残業しなくなるのは、何年後ですか?
私は、教師一年目に、こう考えていた。
「残業しているのは、実力がないからだ。実力がつけば、残業をしなくて済む日が来るのだ。」
「実力がない言い訳として、今は『全力でやっている』というアリバイがほしい。」
「今に見ていろ。」
毎日22時過ぎに退勤し、土日も働いていた頃、何度も心の中で繰り返した。
今は、月の残業が20時間程度。土日はもちろん、持ち帰っての仕事もない。
ここに至るまで、私は15年かかった。
でも、私は今、こう考えている。
「20時間も残業しているのは、実力がないからだ。実力がつけば、残業をしなくて済む日が来るのだ。」と。
残業代がつかないのだから、残業はしてはいけない。
私自身も、まだまだ道の途中である。
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