教師は、真面目だ。
真面目で一生懸命だから、教師になった人ばかりである。
だが、真面目で一生懸命に、完璧を目指して仕事をすると、つぶれる。
学校は、公的機関だ。
お役所的な仕事をする枠組みの中に組み込まれている組織だ。
だから、「アリバイ仕事」が増える。
「保護者に言われたときのために」「説明責任があるから」
そんな仕事に忙殺される。
そんな時には、完璧主義を捨てて臨む。
パレートの法則によると、2割の仕事が8割の成果を生む。
残りの8割の仕事は、たった2割の成果しか生まない。
であるならば、8割を捨ててしまおう。
捨てるのが無理なら、テキトーに済ませよう。
アンケートは、すべて「OK」で出す。
備考には、何も書かない。
起案文書が戻ってきたら、ポリシーを捨てて、赤が入ったところをそのまま直す。
通知表の所見は、定型文。
上司の細かいミスには目をつぶり、行事などの企画に「穴」を見つけても、気づかないふりで流す。
そのくらいの気持ちでなければ、続けられない。
元来、真面目で一生懸命で完璧主義の教師なのだから。
大丈夫。
あなたのことは、管理職や法律が守ってくれる。
完璧主義は、捨てる。
長く教師を続けたいのであれば。
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