☆どこを向いて授業をしているのか

授業は誰のためだろうか。

もちろん、授業を受ける子供達のためだ。

にも関わらず、研修主任や管理職、教育委員会のためにやっている教師がいる。

いや、そうせざるを得ない教師がいる。いや、そんな教師ばかりだ。

「学校統一で決まっていますから」

「うちの市では、~を書くことになっているんです」

「そこは、赤で囲むと、校内研修で決まっています」

いったい、誰のために授業をしているのか。

すべては、目の前の子供達のためだろう。

子供達のために、力をつけられるように、その方法を選ぶのはよい。

でも、誰かに怒られないようにと、逆の方法を選んでいないか。

百歩譲って、新卒から3年目~5年目の教師がやるならまだわかる。

子供達にとっての正解を、ノーヒントで作り出していくのは難しいからだ。

しかし、「若手」と言われるキャリアを過ぎてもなお、

「みんなで決めたから」「偉い人が言っているから」で授業行為を選ぶのは、恥ずかしくないのか。

授業は、目の前の子供達のために、最善の方法を選んで行う。

そこには、責任が伴う。方法を選ぶのは、自分だからだ。

誰かに責任を押しつけたアリバイ授業で、子供達を不幸にするのはやめよう。

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