授業は誰のためだろうか。
もちろん、授業を受ける子供達のためだ。
にも関わらず、研修主任や管理職、教育委員会のためにやっている教師がいる。
いや、そうせざるを得ない教師がいる。いや、そんな教師ばかりだ。
「学校統一で決まっていますから」
「うちの市では、~を書くことになっているんです」
「そこは、赤で囲むと、校内研修で決まっています」
いったい、誰のために授業をしているのか。
すべては、目の前の子供達のためだろう。
子供達のために、力をつけられるように、その方法を選ぶのはよい。
でも、誰かに怒られないようにと、逆の方法を選んでいないか。
百歩譲って、新卒から3年目~5年目の教師がやるならまだわかる。
子供達にとっての正解を、ノーヒントで作り出していくのは難しいからだ。
しかし、「若手」と言われるキャリアを過ぎてもなお、
「みんなで決めたから」「偉い人が言っているから」で授業行為を選ぶのは、恥ずかしくないのか。
授業は、目の前の子供達のために、最善の方法を選んで行う。
そこには、責任が伴う。方法を選ぶのは、自分だからだ。
誰かに責任を押しつけたアリバイ授業で、子供達を不幸にするのはやめよう。
コメント