宿題に漢字練習、ノートに1ページ。
それが当たり前だった時代もあった。
それによって養われる力もある。
でも、それぞれの家庭の事情が大分変わってきている。
学校で出される宿題が、最優先される時代ではない。
学校の先生が言うことが正しいのか、保護者から精査される時代。
学校以外にも、習い事などで自分の力を高めるための時間を費やしている子供が増えている時代。
だからこそ、教師が投げかける言葉や課題には、意味づけが必要となる。
私の場合は、こうだ。
新出漢字の練習は、3文字ずつ。ただし、丁寧に。
習った漢字を、正しい字形で書けているのかを、翌朝チェックして返却する。
すべて合っていたら、A
合っているけど雑であれば、B
間違っている漢字が1文字でもあれば、C
これによって、子供達は正しい漢字を書こうとする。
担任は、一生懸命に書いたのに間違えてしまっている子に、指導ができる。
そして、漢字の小テスト(10問の場合が多い)の前日と前々日には、こんな宿題を出す。
小テストと同じ問題を、自分で解き、自分で丸をつける。1問10点で点数をつける。
そして、間違いは3回ずつ練習する。
これを「自分テスト」と呼んでいる。
ここまでしても、間違った漢字を書き続けている子もいる。
丸付けが間違っている子には、正しい点数を記入して返却する。
ここまですると、クラスの漢字小テストの平均点は95点を超えるのが当たり前となる。
新出漢字をきちんと定着させられるから、学期末の漢字50問テストの結果もよくなる。
漢字50問テストの平均点が90点を超えたこともあった。(もちろん事前に問題を見せていない)
「漢字3回ずつ」「自分テスト」
この2種類の宿題で、子供達は自信をもって漢字テストに臨むことができる。もちろん結果もよい。
ここで得た結果は他の教科への取り組みにつながる。
学習に対する意欲が高まる。
漢字小テストで結果を出す。そのための宿題を出そう。
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