教師の時短術 業者テスト編

業者テストの採点は、早いほうがいい。

速く、そして早くである。

それは、早く返却することが、子供達の学力向上につながるからである。

テストをしてから返却までに期間が空いてしまうと、子供達は点数ばかりに目が行ってしまう。

早めに返却すれば、「えっ!?答えが違うの?」「迷ったんだけど、あっちだったか…」と、自分の解答や正答に目が行く。

私の場合は、テストを午前中に行うことができれば、その日のうちに返却することが多い。

それを可能にするには、いくつかの工夫が必要となる。

1.ブロックにわけて採点する。

一人一人、テストを採点すると時間がかかる。

だから、テストをおおむね4つのブロックに分けて、正答を覚えてどんどん採点をする。

例えば、「ア、エ、オ、イ」「3cm」「左が○」

    「○××○」「小さい」「大きくなる」 といったように。

このくらいであれば、模範解答を見なくても、覚えてどんどん採点できる。

また、記述の問題の場合は、その1問だけを見て採点していくので、基準がぶれずに済む。

2.テストはめくらず、落とす。

次のテストの採点に移るには、テストをめくるよりも落とす方が速い。

私は右利きなので、テストの左上にクリップをつける。

左手でテストを持ち、右手で採点をする。

採点が終わったら、左手の指先の力を緩め、次のテストを落とす。

左上の採点は、めくるしかないが、4つのブロックに分けた場合、右上、右下、左下の3つのブロックはこの方法で可能である。

3.名簿への採点は、簡略化する。

1問10点のテスト場合、90点だったら9、70点なら7と書く。(私は漢字10問テストなどで行っている)

満点だった場合は、「ー」と書く。

両面満点だった場合は、「ーー」と連続で書くことができる。

ほんの少しだが、速くなる。

そして、満点の「ー」の記号は、数字よりも浮き上がって見えるため、誰が満点だったのかが一目瞭然である。

誰ができて、誰ができなかったのかを確認できることも大きなメリットである。

細かい工夫を重ねることで、速くなる。

一年間で採点するテストの枚数を考えると、大きな差になる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました